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米価をつり上げる事実上の減反政策。

陽樹(はるき)です、最初のつまずきが米国だ。
3月上旬、首相官邸で開いた国家安全保障会議
米国が大統領選が本格化し議会手続きは当分進まないと伝えてきたとの報告があった。
米大統領選の主要候補は軒並みTPP反対。
日本が急ぐ必要はないとの空気が政府内にも広がった。
国会審議も混乱続きだった。
交渉を担当した甘利明経済財政・再生相は政治とカネ問題で1月に辞任。
日米の交渉録が黒塗りで示され、審議も空転した。
森山裕農相からはコメ、牛・豚肉など聖域とされた農産品の重要5項目で関税に変更を加えたとの答弁が飛び出した。
厳しい状況だ。
むりはしなくていい。
4月中旬、首相は審議先送りを進言してきた官邸幹部にこう応じざるを得なかった。
今すぐ自民党を応援しろと言われてもなかなかそうはいかない。
地方の農協組合長からは不平が相次ぐ。
いつもの参院選なら農協から出馬する自民比例代表候補のため、全国あげて応援活動を展開している時期。
今年はまだ10近い都道府県で推薦が出ていない。
農業政策には憤りと不満を持っていた。
4月20日、鳥取県畜産農業協同組合の鎌谷一也組合長が国会内で記者会見した。
参院選比例代表に異例の民進党候補として出馬する。
鎌谷氏は組合の売り上げを急増させた辣腕組合長として知られる。
反TPPの象徴になってほしい。
民進の元農水副大臣篠原孝氏が繰り返し口説いてきた。
篠原 氏はTPPはおかしいという声がある。
自民か民進か訴えたいと意気込む。
自民内では先祖返りも進む。
農林族と農林水産省幹部は参院選公約に飼料用米への補助金予算の恒久化をめざすと書く方針を確認した。
同政策は主食米の代わりに飼料用米を作らせ米価をつり上げる事実上の減反政策。